着物買取の価格と布の種類の関係:絽

夏着物の素材として、特にフォーマルな場所で着用される礼装や準礼装で使われることが多い絽。長着だけでなく、羽織や帯、袴でも使われますが、最近では化学繊維のものも見かけるものの、基本的に絹で織られています。

着物買取においては、アイテムによって査定額に大きな差が生じるアイテムですが、なかでも気をつけたいのが絽の喪服。家紋が入っていて購入層が狭くなることと、現代においては着用する頻度が極端に少ないため、よほど高品質かつ高級品でないかぎり、着物買取において高額査定が期待できないものと考えて差し支えはありません。

いっぽう、男性着物において絽の黒紋付は流通量が少なく、また着用の機会も女性の喪服と比べて幅が広いため、絹はもとより、汗をかきがちな夏には取り扱いが楽な化学繊維の絽であっても、着物買取においてはけっして無視することができないアイテムとなっています。また袴にかんしても流通量が少ないだけでなく、反物自体が稀少ということもあり、着物買取において歓迎されるアイテムであることは言うまでもありません。

さらに絽の訪問着や帯に関しては、無地よりも友禅染めが施されたタイプに人気があります。買取価格にも影響があることです。近年の地球温暖化現象によって、着物を着用するサイクルに変化が生じており、特に帯にかんしては晩春ともいえる5月でも絽の帯を締めることも稀ではありません。つまり着用期間が長くなったアイテムの一つでありますが、やはり汗をかきやすい夏着物であることにかわりはありませんので、汗ジミや襟元の汚れには特に注意する必要があります。着物買取において一番のマイナスポイントは、着用感と目立つシミです。これらは着物の着用後にチェックしていても、タンスのなかで着物を長期間保管したままにしておくと、特に白や薄い色合いのものですと黄ばみが生じることも多々あり買取価格には大きな影響が出てしまいます。ですので、シーズンごとにクリーニングやシミ抜きに出しておくことが、着物買取で高額査定を得るうえでも大切です。

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