「2015年10月」の記事一覧

着物買取の価格と布の種類の関係:絽

夏着物の素材として、特にフォーマルな場所で着用される礼装や準礼装で使われることが多い絽。長着だけでなく、羽織や帯、袴でも使われますが、最近では化学繊維のものも見かけるものの、基本的に絹で織られています。

着物買取においては、アイテムによって査定額に大きな差が生じるアイテムですが、なかでも気をつけたいのが絽の喪服。家紋が入っていて購入層が狭くなることと、現代においては着用する頻度が極端に少ないため、よほど高品質かつ高級品でないかぎり、着物買取において高額査定が期待できないものと考えて差し支えはありません。

いっぽう、男性着物において絽の黒紋付は流通量が少なく、また着用の機会も女性の喪服と比べて幅が広いため、絹はもとより、汗をかきがちな夏には取り扱いが楽な化学繊維の絽であっても、着物買取においてはけっして無視することができないアイテムとなっています。また袴にかんしても流通量が少ないだけでなく、反物自体が稀少ということもあり、着物買取において歓迎されるアイテムであることは言うまでもありません。

さらに絽の訪問着や帯に関しては、無地よりも友禅染めが施されたタイプに人気があります。買取価格にも影響があることです。近年の地球温暖化現象によって、着物を着用するサイクルに変化が生じており、特に帯にかんしては晩春ともいえる5月でも絽の帯を締めることも稀ではありません。つまり着用期間が長くなったアイテムの一つでありますが、やはり汗をかきやすい夏着物であることにかわりはありませんので、汗ジミや襟元の汚れには特に注意する必要があります。着物買取において一番のマイナスポイントは、着用感と目立つシミです。これらは着物の着用後にチェックしていても、タンスのなかで着物を長期間保管したままにしておくと、特に白や薄い色合いのものですと黄ばみが生じることも多々あり買取価格には大きな影響が出てしまいます。ですので、シーズンごとにクリーニングやシミ抜きに出しておくことが、着物買取で高額査定を得るうえでも大切です。…

着物買取の価格と布の種類の関係:綸子

着物には種類があり、どのような価値ある製法で作られたか、作られた場所、生地の質や模様の出来栄えのよさ、年代などによって、買取価格が変化します。特に着物買取においては、需要の高いものほど高く買い取る傾向がありますので、新品を購入する時とはまた違った要素を考慮して、売るタイミングを見計らうのが、賢い売り方といえます。

着物の中でも、京都の西陣織が有名ですが、西陣織は糸自体に元々色がついており、その糸を利用しながら刺繍を入れることで、着物が完成します。この製法とはまた違った方法で作られるのが、綸子と呼ばれる生地です。綸子はシルクを使って織られる生地で、肌触りの柔らかさに特徴があります。無地のシルクの生地を作った後に、染色をして完成させます。糸を使って模様を作ったり、ろうを塗りつけて染料が染み込まない部分を用意し、その後に染色をすれば、糸やろうの部分に模様がつきます。染めて作り上げる着物の綸子は、光沢のあるのが特徴で、紗綾型の地紋などがよく利用されます。様々な染め呉服用の生地として活用されています。

基本的に綸子のような染め着物は織り着物よりも、格が高いとされています。作り上げるのにコストがかかる、手間がかかるといった理由があり、昔から染め着物の方が身分の高い人が着ていたとされるほどです。着物買取の世界でも、この差は価格に出ますので、よく覚えておきたいものです。しかし、織り着物であっても高価買取は十分可能ですし、帯に関しては、染めより織りの方が格上とされ、着物買取をしてもらう時に、高く買い取ってもらえることもよくあります。

また、綸子のような染め着物が必ずしも高価買取が可能であるかというと、そうでもないのが現状です。同じ綸子でも、ランクがあり、安く作られた着物も普通に売られているからです。このような着物を買取してもらおうとしても、かなり安く評価されてしまうことを、予め覚えておきながら、着物を購入したり買取を楽しみましょう。…

サブコンテンツ

このページの先頭へ