着物買取の価格と布の種類の関係:縮緬

京友禅や加賀友禅といった友禅染めや、江戸小紋を代表とする型染め、さらには無地であっても女性の艶やかな着物の装いに欠かせない素材である縮緬。滋賀県北部の長浜や京都府北部の丹後が主な産地として知られており、特に長浜の浜縮緬の最高級品は、有名な京友禅作家による高価な着物に採用されています。

柔らかい素材感から基本的には女性の着物に使われますが、昨今ではオシャレ着物として男性でも江戸小紋で型染めされた反物で仕立てる人がいます。

ひとえに縮緬といってもオーソドックスなシボのあるタイプだけでなく、丹後縮緬などで見られる紋織りや、浜ちりめんで見られる古代織りを再現した鬼シボと呼ばれるタイプまで多種多様です。ただ反物の状態では白生地ということもあり、どのような染色が施されているかで、着物買取においては価値がかわってきます。

たとえば京友禅や加賀友禅の場合、有名な作家による友禅であれば、当然のことながら着物買取においては高額査定の対象となります。ただ、いかに流行の波が小さいと言われる着物とはいえ、やはり時代のトレンドがあるため、それに合った色合いや絵柄であるほうが、着物買取において有利であることはいうまでもありません。有名な作家による友禅には、作家による一筆書きや保証書、証紙といったものがありますので、着物買取を依頼する前にチェックしておくことが大切です。

また有名な作家による友禅でなくても、有名デパートや呉服商で仕立てられた着物であることを証明するものがあれば、同じようなクオリティの着物を比較して、出所のわからないものより着物買取において有利になることがあります。

いずれにしましても、縮緬という素材は同じ絹織物でも大島紬とは対照的に、水分に対して大変デリケートな素材で、雨などで水分を含むと縮んでしまうことも少なくありません。ですから、着用にさいしては撥水加工などを施して、突然の雨降りへの対処だけでなく、食事やワインなどで汚れをつけないよう細心の注意を払うことが大切です。

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